AIと経済の教科書
年末前にChatGPTで家計・予定・学習を見直す方法
AI活用法2026-10-07

年末前にChatGPTで家計・予定・学習を見直す方法

年末前に、1年分の家計・11月〜1月の予定・勉強の続き具合をChatGPTと振り返り、来年の見直しシート1枚にまとめる方法を、実際に試したプロンプト付きでやさしく解説します。

12月に入ると、年末調整や帰省の準備、大掃除などが一気に重なってきます。

1年を落ち着いて振り返る余裕は、なかなか残らないかもしれません。

そこで今回は、まだ少し時間に余裕のある年末前に、家計・予定・学習の3つをChatGPTと一緒に見直す流れを試してみました。

試しに、架空の3人家族の数字とメモを渡してみると、特別費の予定表、締め切り順の予定表、来年1〜3月の小さな目標まで、それぞれのたたき台が返ってきました。

最後に3つを1枚のシートに整理しておけば、来年の1月から見返す場所が決まり、続けやすくなると思います。

毎年なんとなく年を越してしまう方や、来年こそ家計と勉強を立て直したい方に向けて整理しました。

📌 この記事でわかること

  • 年末前の見直しを家計・予定・学習の3つに分ける理由
  • 1年分の特別費を来年の予定表に変えるプロンプト
  • 11月〜1月の予定と、来年の勉強の目標の立て方
  • 3つを「来年の見直しシート」1枚にまとめる頼み方
目次を見る(タップ/クリックで開く)
  1. 年末前の見直しは家計・予定・学習の3つに分ける
  2. ChatGPTに渡す前に、1年分の材料を集める
  3. 家計の見直し|1年の特別費を来年の予定表に変える
  4. 予定の見直し|11月〜1月の用事を締め切り順に並べる
  5. 学習の見直し|続かなかった理由から来年1〜3月の目標を作る
  6. 3つを「来年の見直しシート」1枚にまとめる
  7. 答えが一般論になる・長すぎる時の直し方
  8. 家計や予定をChatGPTに渡すときの注意点
  9. 年末前の見直しでよくある疑問
  10. まとめ:年末前の見直しは材料集めから1枚のシートまで
  11. 次に読みたい記事
最終更新:2026年10月7日

年末前の見直しは家計・予定・学習の3つに分ける

家計簿・カレンダー・ノートの3つが1枚のシートにまとまっていく様子のイメージイラスト

1年分をまとめて振り返ろうとすると、どこから手をつければいいか迷ってしまうものです。

家計・予定・勉強の3つに分けて、ひとつずつChatGPTに頼んでみると、順番に片づけていけると思います。

3つをまとめて「1年を振り返りたい」とだけ伝えると、どうしても一般論の返事になりがちです。

分野ごとに数字やメモを渡すと、自分の1年に沿った下書きが返ってきやすくなります。

この記事で進める流れを、表にまとめました。

分野 ChatGPTに渡すもの 出してもらうもの 最後に自分で決めること
家計 手取り・毎月の支出・今年の大きな出費 今年の特徴と来年の特別費の予定表 来年も同じ出費があるか
予定 11月〜1月にやることのメモ 締め切り順の週ごとの予定表 締め切りの日付
学習 今年やった勉強と、来年やりたいこと 続かなかった理由と、1〜3月の小さな目標 続けるもの・やめるもの

右の列は、ChatGPTの答えを読んだあとに自分で決める部分です。

この列を意識しておくと、返ってきた答えをそのまま信じ込まずに済みます。

紹介するプロンプトは、記事を書く前にChatGPT(Plus・ウェブ版)へ実際に入力して試しています。

ふるさと納税の期限は、総務省の公式ページを確認しながらまとめました。

ChatGPTに渡す前に、1年分の材料を集める

見直しの前に、手元の材料をざっと集めておくと、そのあとのやり取りが短くなります。

細かい家計簿がなくても大丈夫です。

家計は、毎月の手取りと、固定費(家賃や通信費など毎月ほぼ同じ支出)と変動費(食費や日用品など月で変わる支出)のおおよその平均、それに今年の大きな出費が分かれば始められます。

大きな出費は、帰省や旅行、税金、家電の買い替えなど、毎月の支出とは別にかかったお金のことです。

通帳や家計簿アプリの記録、クレジットカードの明細を見ながら、5件前後を書き出しておくとよいでしょう。

予定は、スマホのカレンダーや手帳を見ながら、11月〜1月にやりたいこと・やらなければいけないことを箇条書きにします。

勉強は、今年始めたことと、途中で止まったこと、来年やりたいことを1行ずつ書けば十分です。

⚠️ 材料は「伏せてから」渡す

口座番号やカード番号、勤務先の名前、家族の氏名は書き写さず、「手取り28万円」「子ども1人」のように数字と続柄だけにしておきましょう。

詳しい注意点は、記事の後半でまとめています。

家計の見直し|1年の特別費を来年の予定表に変える

1年分のカレンダーの上に、帰省や旅行などの特別費が月ごとに置かれていく様子のイメージイラスト

家計の見直しでChatGPTに頼みたいのは、節約のアイデアより先に「今年1年でお金がどう動いたか」の整理です。

なかでも、帰省や旅行のように毎月ではない出費、いわゆる特別費をはっきりさせておくと、来年のお金の準備に取りかかれます。

今回は、大人2人・子ども1人の架空の家計で、次のように頼んでみました。

年末に向けて、今年1年の家計を振り返りたいです。
次の数字をもとに、①今年の家計の特徴を3つ
②来年の特別費の予定表(月ごと)
③来年まず見直す候補を2つ、を出してください。
最後に、計算で置いた仮定を箇条書きで書いてください。

【家族】大人2人・子ども1人
【手取り(月)】28万円(ボーナスは別)
【月の平均支出】固定費12万円・変動費13万円
【今年の大きな出費】1月 帰省3万円/5月 自動車税3万円/
8月 旅行12万円/10月 家電の買い替え8万円/
12月 クリスマス・お年玉4万円
【貯金】1年で約20万円増えた

返ってきた整理では、毎月は約3万円の黒字です。

ただ、特別費の合計約30万円が、その余裕をかなり使っているという見立てでした。

8月の旅行と10月の家電で、特別費の約3分の2を占めていることも指摘されました。

試していて少し驚いたのは、ChatGPTが貯金の増え方とのズレに気づいたことでした。

毎月の黒字から特別費を引くと年間で約6万円しか残らないのに、実際の貯金は約20万円増えています。

この差の約14万円は、ボーナスなど別の収入から貯金できた可能性がある、という見立てが添えられていました。

来年の特別費は、月ごとの予定表に並べたうえで、毎月2万5,000円ずつ別にしておく案が提案されました。

最後に頼んだ「置いた仮定」は6つあり、そのうちの1つが「来年も今年と同じ時期・同じ金額がかかる」というものでした。

ここは、自分で手を入れたいところです。

予定表では10月の家電の買い替えも「家電などの予備費」として来年に残っていましたが、冷蔵庫や洗濯機を毎年買い替えるわけではありません。

今年だけの出費だったのか、来年もかかりそうなのかを1行ずつ仕分けて伝え直すと、予定表が自分の家計に近づいていきます。

プロンプトの最後に「置いた仮定を書いて」と添えたのは、こうした前提を表に出してもらうためです。

見直し候補として挙がった固定費を、通信費・保険料・サブスクのように項目ごとに確かめたい方は、ChatGPTで家計の固定費を項目ごとに見直す方法で手順を詳しく紹介しています。

予定の見直し|11月〜1月の用事を締め切り順に並べる

11月から1月までの予定が週ごとの列に整理され、締め切りのある予定に目印が付いている様子のイメージイラスト

年末前の予定は、締め切りのあるものとないものが混ざっているのが、やっかいなところです。

メモを渡して、締め切り順の週ごとの予定表に組み直してもらいます。

次は、11月〜1月の予定を整理したいです。
下のメモを、①締め切りが決まっているもの
②12月中旬までに済ませたいもの
③年明けでもよいもの、の3つに分けてください。
そのうえで、週ごとの予定表にしてください。
日付や締め切りが分からないものは、勝手に決めずに、
私に確認する質問として最後にまとめてください。

・年末調整の書類を会社に出す(11月14日締め切り)
・年賀状を出すかどうか決める
・大掃除
・ふるさと納税(今年の分)
・子どもの冬休みの予定を決める
・車のタイヤ交換
・実家への帰省(12月29日〜1月2日)

メモの日付や締め切りは、試すために置いた例ですので、ご自身の勤務先や家族の予定に置き換えて使ってください。

置き換えるときは、勤務先や学校の名前を「会社」「学校」のように伏せておきましょう。

試したところ、①には年末調整と帰省が入りました。

②は年賀状、ふるさと納税、冬休みの予定、タイヤ交換の4つです。

大掃除だけが③でした。

週ごとの予定表は、11月前半に年末調整、12月前半に年内の手続き、12月後半に帰省の準備、という流れで組まれています。

日付の分からない項目については、冬休みの期間やタイヤ交換の予約状況など、確認の質問が5つ並びました。

「勝手に決めずに質問して」と添えておくと、AIが日付を推測で埋めずに済むようです。

ひとつ気をつけたいのは、ふるさと納税が①の「締め切りが決まっているもの」に入らなかった点です。

メモに日付を書いていなかったので、AIは12月31日という制度上の期限には触れず、②の「12月中旬までに済ませたいもの」に入れていました。

ふるさと納税による税の軽減は、1月〜12月の年単位で扱われます(総務省「ふるさと納税ポータルサイト よくある質問」・2026年10月時点)。

支払い方法によっては寄附の完了日が後ろにずれることもあるため、今年の分にしたいなら、年末ぎりぎりは避けて、早めに済ませておきましょう。

制度で決まっている期限は、AIが補ってくれるとは限りません。

締め切りの日付は自分で調べてメモに書き、分からないものだけ「質問して」と頼む、という分け方がよさそうです。

学習の見直し|続かなかった理由から来年1〜3月の目標を作る

開いたノートと小さな階段があり、1段ずつ目標を積み上げていく様子のイメージイラスト

勉強の振り返りは、できなかったことばかりが目につきやすい分野です。

ChatGPTには、できたことと続かなかった理由を分けて出してもらい、そのうえで来年の小さな目標に落とし込んでもらいます。

下のプロンプトのメモも、試すために置いた例です。

最後に、今年の勉強を振り返って、来年の計画を立てたいです。
下のメモから、①今年できたこと
②続かなかった原因として考えられること
③来年1〜3月の、週ごとの小さな目標、を出してください。
目標は「平日15分」で続けられる量にしてください。

【今年やったこと】英語アプリを4月に始めたが6月で止まった/
簿記3級の本を買ったが半分まで読んだ/
仕事でExcel関数(VLOOKUPなど)を覚えた
【来年やりたいこと】英語で簡単な会話ができるようになりたい

返ってきた答えは、「まったく続かなかった」というより「それぞれ途中まで積み上げた1年」という受け止め方から始まっていました。

仕事ですぐ使えたExcelは身につき、使う場面の少なかった英語と簿記は止まりやすかったのでは、という見立てです。

1〜3月の目標は、自己紹介を3文作る週から始まり、あいさつ、短い質問、買い物の表現と、1週ごとに少しずつ進む表になっていました。

一方で、簿記3級は来年の計画から外れていました。

来年やりたいことに英語しか書かなかったので、AIは英語に絞ったのだと思います。

半分まで読んだ簿記を続けるのか、いったん置くのかは、AIではなく自分で決めたいところです。

続けると決めた場合は、メモの書き方を次のように変えておきます。

改善前

【来年やりたいこと】英語で簡単な会話ができるようになりたい
↓
改善後

【来年やりたいこと】英語の会話(ここは同じ)/簿記3級の本は、週1回だけ続けて3月までに読み終えたい

勉強の計画をもう少し細かく、教材や試験日から逆算して立てたい方は、ChatGPTで勉強計画を立てる方法も参考になると思います。

3つを「来年の見直しシート」1枚にまとめる

家計・予定・学習の3つを同じチャットで続けて頼んだら、最後に1枚のシートにまとめてもらいます。

ここまでの「家計」「予定」「勉強」の3つを、
冷蔵庫に貼れる1枚の「来年の見直しシート」にまとめてください。
各分野3行以内で、毎月1日に見返すチェック項目も3つ入れてください。
まだ決まっていないことは【要確認】と書いてください。

試したところ、家計・予定・勉強が3行ずつに縮まり、その下に「毎月1日にチェック」として3つの問いが並びました。

今月の特別費はあるか、【要確認】が残っていないか、英語の時間を平日に取れているか、という内容です。

【要確認】の印は、12月前半の予定の行に1か所だけ付いていました。

年賀状や冬休み、タイヤ交換などの予定がまだ決まっていなかったためで、印を残してもらうと、あとで埋める場所が一目で分かります。

このシートは、作ったあとに見返してこそ役に立ちます。

毎月1日のような決まった日に見返しておけば、来年の年末に同じ振り返りを一からやり直さずに済むでしょう。

スマホのメモに貼っておいても、印刷して冷蔵庫に貼っても、どちらでも構いません。

家族と共有するなら、家族の名前や学校名が入っていないかを、貼る前にもう一度見ておきましょう。

答えが一般論になる・長すぎる時の直し方

実際に試すと、思ったような答えにならないこともあります。

「固定費を見直しましょう」のような一般論しか返ってこない。

そんなときは、渡した数字が少ないことが多いようです。

手取りや支出の平均、大きな出費の月と金額のように、数字をいくつか足してから頼み直すと、自分の家計に沿った答えに変わってくることが多いです。

答えが長くて読む気がなくなったら、頼み方の側で長さを決めてしまいましょう。

「各分野3行以内で」「表にして」のように、長さと形を先に指定しておくのがおすすめです。

長い答えが返ってきたあとでも、同じチャットで「今の答えを3行に縮めて」と頼めば、短い版に作り直してもらえます。

このほか、返ってきた計算の前提が自分の家計と違うときは、仮定の何番目が違うかを伝えて直してもらうと、全部を頼み直すより早く進めやすいでしょう。

家計や予定をChatGPTに渡すときの注意点

年末の見直しは、お金や家族の予定という身近な情報を扱うぶん、渡し方に少し気をつけたいところです。

⚠️ 注意:見直しの前に確かめたいこと

個人情報:口座番号・カード番号・マイナンバー、家族の氏名や学校名、勤務先の名前は入力しないようにしましょう。

お金の判断:保険の解約や契約の切り替えなど、お金に関わる決定は、AIの回答だけで決めず、契約先の案内や専門家にも確かめてから進めましょう。

締め切り:税金や制度の期限は年によって変わることがあるため、AIの答えではなく、国や自治体、勤務先の公式な案内で確認しましょう。

ChatGPTの答えは、あくまで考えを整理するための下書きです。

計算の数字に誤りが混ざることもあるため、合計や割合のような大事な数字は、電卓で一度確かめておきたいところです。

年末前の見直しでよくある疑問

Q1. 家計簿をつけていなくても、見直しはできますか?

できます。

通帳やカードの明細から、毎月のおおよその支出と、今年の大きな出費を5件前後拾えれば、今回のプロンプトは試せます。

来年からは記録を続けたいと感じたら、そこを来年の見直しシートの1行に加えておくのもよいでしょう。

Q2. いつごろ見直すのがよいですか?

12月に入る前の、10月〜11月ごろがおすすめです。

年末調整やふるさと納税のように年内に済ませたい手続きがあるため、12月に入ってからだと、予定の見直しが間に合わないことがあります。

家計は12月の出費がまだ残っていますが、おおよその数字で始めて、年明けに1度だけ数字を直せば足りることが多いでしょう。

Q3. 家計・予定・学習を、別々のチャットで頼んでもいいですか?

別々でも頼めますが、同じチャットで続けて頼むほうが、最後の1枚にまとめるときに手間がかかりません。

前の2つのやり取りを踏まえて、ChatGPTにシートを作ってもらいやすいからです。

別々のチャットで進めた場合は、それぞれの答えを貼り付けてから「1枚にまとめて」と頼みましょう。

まとめ:年末前の見直しは材料集めから1枚のシートまで

今回試してみて、ChatGPTが出してくれたものと、自分で直したところを並べると次のようになりました。

分野 ChatGPTが出してくれたもの 自分で手を入れたところ
家計 今年の特徴3つ・特別費の予定表・置いた仮定6つ 今年だけの出費を来年の予定から外す
予定 締め切り順の週ごとの予定表・確認の質問5つ ふるさと納税など制度の期限を書き足す
学習 できたこと・続かなかった理由・1〜3月の週ごとの目標 簿記を続けるかどうかを決める

直したのは3か所だけでした。

家電を来年の予定から外す、ふるさと納税の期限を書き足す、簿記を続けるか決める。

どれも、自分の家の事情を知っているからこそ気づけるところでした。

年末調整の書類が配られる前の今なら、材料を集める時間もまだ取れると思います。

3週間ほどに分けて、1つずつ進めていくと気が楽かもしれません。

🗒 年末前の見直しスケジュール

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