AIと経済の教科書
ChatGPTに入力してはいけない情報とは?安全に使う3つのコツ
AIの基礎2026-05-30

ChatGPTに入力してはいけない情報とは?安全に使う3つのコツ

ChatGPTに入れてはいけない情報を、個人情報・認証情報・機密情報の3種類でやさしく解説。なぜ危ないのか、今日からできる3つの対策、うっかり入れたときの対処法まで。

ChatGPTはとても便利ですが、何でも書き込んでよいわけではありません。

入れてはいけないのは、大きく分けて「個人情報」「パスワードなどの認証情報」「会社の機密情報」です。

でも、こわがりすぎなくて大丈夫です。

ちょっとした使い方を覚えれば、危険を減らしながら安心して使えます。

この記事では、何が危ないのか、今日からできる3つの対策、うっかり入れてしまったときの対処法まで、やさしい言葉で解説します。

📌 この記事でわかること

  • ChatGPTに入れてはいけない情報の種類がわかります。
  • なぜ危ないのか、仕組みからわかります。
  • 今日からできる3つの対策がわかります。
  • うっかり入れてしまったときの対処法がわかります。
目次を見る(タップ/クリックで開く)
  1. こんな場面で問題が起きます
  2. なぜ問題なのか
  3. 安全に使う3つのコツ
  4. それでも不安な人へ
  5. まとめ
  6. 次に読みたい記事

最終更新:2026年5月30日

こんな場面で問題が起きます

ChatGPTに入れてはいけない情報を、個人情報・認証情報・機密情報の3種類に分けて示した図解

便利だと、つい何でも貼りたくなりますよね。

たとえば、こんな場面でうっかり危ない情報を入れてしまいます。

  • 履歴書やエントリーシートの添削で、本名・住所・電話番号をそのまま貼り付ける。
  • 取引先へのメールを作るとき、相手の会社名や未公開の金額を入れる。
  • エラーを直したくて、パスワードやIDを含む設定をまるごと貼り付ける。

入れてはいけない情報は、大きく次の3種類です。

  • 個人情報:本名・住所・電話番号・マイナンバー・顔写真など、特定の個人がわかってしまう情報。
  • 認証情報:パスワード・暗証番号・クレジットカード番号・APIキーなど、ログインやお金に直結する情報。
  • 機密情報:未公開の社内資料・取引先データ・契約内容・議事録など、外に出してはいけない仕事の情報。
⚠️ 注意:認証情報はいちばん危険

パスワード・暗証番号・カード番号は、知られるとそのままお金やアカウントの被害につながります。

この3種類の中でも、認証情報だけは特に入力しないと決めておくと安心です。

なぜ問題なのか

入力した内容は、その場で消えるわけではありません。

サービス上で処理され、設定によってはAIの学習に使われることがあります。

また、やりとりの履歴は一定期間サーバーに保存される仕組みです。

過去には、海外の大手メーカーで社員が社内の機密情報をChatGPTに入力してしまい、問題になった事例が報じられています。

不具合によって、他の人の履歴の一部が見えてしまったとの報道もありました。

つまり、一度入れた情報は「自分だけのもの」ではなくなる可能性がある、ということです。

※以下は2026年5月時点の情報です。法律・規約は変更される場合があります。

安全に使う3つのコツ

安全に使う3つのコツ(入れない・置きかえる・設定する)を並べた図解

むずかしいことはありません。

「入れない・置きかえる・設定する」の3つを押さえれば、危険はぐっと減らせます。

コツ1:あぶない情報は入れない

いちばんの基本は、危ない情報をそもそも入力しないことです。

迷ったら「これが他人に見られても平気か?」と考えてみてください。

少しでも不安なら、入れないのがいちばんです。

コツ2:名前や会社名は別の言葉に置きかえる

どうしても具体的に相談したいときは、固有名詞をぼかしてから質問します。

本名は「Aさん」、会社名は「B社」、金額は「ある程度の予算」に置きかえるだけで、リスクはぐっと下がります。

改善前(そのまま入力)

田中太郎さん(東京都〇〇区・090-××××-××××)への謝罪メールを書いて。
改善後(置きかえる)

取引先のAさんへの謝罪メールを書いて。名前や連絡先は伏せて、丁寧なお詫びの文面だけ作って。

これだけで、返ってくる文章の質はほとんど変わりません。

コツ3:学習させない設定にする

ChatGPTには、入力内容をAIの改善に使わせない設定があります。

設定の「データコントロール(Data Controls)」を開き、モデル改善への協力をオフにします。

一時的な相談なら、「一時チャット(Temporary Chat)」を使う方法もあります。

一時チャットでの会話は履歴に残らず、モデルの学習にも使用されません。

✅ ここだけ覚えればOK

「入れない」を基本に、必要なときは「置きかえる」。

仕上げに「学習オフ」を設定しておけば、ふだん使いはじゅうぶん安全です。

※設定名や画面表示は、アップデートで変わる場合があります。最新情報はOpenAI公式ヘルプセンター(https://help.openai.com/)もあわせて確認してください。

それでも不安な人へ

もし、うっかり危ない情報を入れてしまっても、落ち着いて対処すれば大丈夫です。

次の順番で対応してみてください。

  1. まず、その会話(チャット)を削除する。
  2. 設定のメモリ機能を使っている場合は、そこに情報が残っていないか確認して消す。
  3. 会社や取引先の情報なら、自分で抱え込まず上司や担当者に報告する。

メモリ機能は、プランや設定によって使えないこともあります。

より確実に消したいときは、OpenAIの公式窓口から削除を申請する方法もあります。

すべてを一度に完璧にやろうとしなくて大丈夫です。

まずは会話の削除から始めれば、リスクは下げられます。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • 入れてはいけないのは「個人情報」「認証情報」「機密情報」の3種類です。
  • 入力した内容は学習や保存に使われる可能性があるため、扱いに注意が必要です。
  • 対策は「入れない・置きかえる・設定する」の3つです。
  • うっかり入れても、会話の削除など落ち着いた対処でリスクは下げられます。

こわがりすぎず、ルールだけ覚えて、便利に使っていきましょう。

まずは設定の「データコントロール」を開いて、学習オフだけでも確認してみてください。

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